家を売却する相場ってどうやって調べるの?築年数別の相場の移り変わりと調べる方法
2024/07/10
家を売却する相場ってどうやって調べるの?築年数別の相場の移り変わりと調べる方法
冷静で論理的な判断を重視する慎重派の方は、家の売却を検討しているかもしれません。 築年数によって家の価値は変化し、売却時期も大きく左右されます。 この記事では、築年数別の家の売却相場と売却のポイント、そして、売却相場を調べるための具体的な方法を紹介します。親が亡くなった後、その家を売却することは多くの人にとって感情的な負担が大きいものです。 さらに、法的手続きや相続に関する具体的な情報と手順を把握することは非常に重要です。 この記事では、親が亡くなった後の家の売却手続きの流れと、発生する可能性のある税金について詳しく解説します。
□築年数別の家の売却相場とポイント
家は築年数が経つにつれて資産としての価値が下がっていくため、売却相場も下がってしまいます。 ここでは、築年数ごとの相場と売却のポイントを具体的に解説していきます。
1:築5年未満の家
築5年の家の売却相場は、新築での購入価格と比較して90%程度です。 築5年未満の家を売る際には、売却時にかかる税金が重要なポイントとなります。 売却によって得た利益に対しては「譲渡所得税」が発生します。 この税率は、家の所有期間によって大きく変わります。 具体的には、所有期間が5年以下の「短期譲渡所得」では税率は約39%ですが、5年を超える「長期譲渡所得」では約20%まで下がります。 つまり、所有期間によって支払う税金の額が2倍近く変わってしまうのです。 そのため、5年未満で売却を検討している場合は、所有期間を5年を超えてから売ることも検討しましょう。 ただし、注意すべき点は、所有期間の基準となるのは毎年1月1日時点での所有状況です。 例えば、2018年7月に購入した家を2023年12月に売却した場合、実際には5年以上所有していますが、税金計算上は5年未満と判断されます。
2:築5年~築10年の家
10年の家の売却相場は、新築での購入価格と比較して82.1%程度です。 築10年の家を売る際には、「住宅ローン控除」がポイントとなります。 住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用して家を購入した場合、購入後約10年間はローン残高の1%が所得税・住民税から控除される制度です。 そのため、新築で購入した場合は、築10年までは住宅ローン控除が適用されますが、10年を超えると適用されなくなります。 控除が切れるタイミングで住み替えなどを検討すると良いでしょう。
3:築10年~築15年の家
築15年の家の売却相場は、新築での購入価格と比較して78.7%程度です。 築15年の家を売る際には、住宅ローンの返済が完了するかどうかが重要となります。 築10年までに比べて、築10年~15年の間は資産価値の下落幅が大きくなります。 一方で、住宅ローンの平均返済年数は約16年であり、築10年~15年で完済する方が最も多いです。 そのため、この築年帯で売却する場合、売却価格で残りの住宅ローン額を返済できるかどうかを確認することが大切です。
4:築15年~築20年の家
築20年の家の売却相場は、新築での購入価格と比較して75.1%程度です。 築20年の家を売る際には、家の状態を良く見せるリフォームが重要となります。 築20年を超えると、老朽化による劣化が目立つようになります。 そのため、売却前にリフォームを行い、家の価値を高めることで、より良い価格で売却できる可能性があります。
5:不動産会社に家の査定を依頼
築20年以上経過した家の売却相場は、新築価格と比較して70%以下になる場合も珍しくありません。 築20年以上経過した家を売る際には、建物の構造や状態によって売却価格が大きく左右されます。 築年数だけでなく、メンテナンス状況やリフォームの履歴なども売却価格に影響するため、売却前にしっかりと確認を行いましょう。
□家の売却相場はどうやって調べる?
売却前に家の相場を把握することは、最適な売却価格を設定するために非常に重要です。 では、どのようにすれば家の売却相場を調べられるのでしょうか。 ここでは、具体的な方法を3つ紹介します。
1:レインズマーケットインフォメーションを利用する
レインズマーケットインフォメーションは、国土交通大臣が指定する不動産流通機構が提供するサービスです。 このサービスの特徴は、実際に成約した価格を検索できることです。 個人情報保護の観点から、地番までは公開されていませんが、周辺エリアの成約データを検索することで、参考となる価格帯を把握できます。
2:不動産購入サイトで情報を集める
売却相場を調べる方法として、不動産を販売している不動産購入サイトを利用するのも有効です。 売却したい家と場所が近く、規模や築年数も似ている物件をいくつか探してみましょう。 ただし、不動産購入サイトに掲載されているのは「売り出し価格」であり、必ずしもその価格で成約するとは限りません。 高めに設定されている場合もあるため、あくまでも目安として参考にするようにしましょう。
3:固定資産税評価額を参考に
固定資産税評価額は、毎年市役所等から送られてくる納税納付書に添付されている「課税明細書」に記載されています。 この固定資産税評価額は、家の売却相場を推測する際に役立ちます。 土地については、市役所が定めた方法で評価されており、市場価格の約70%と言われています。 つまり、「土地の固定資産税評価額」÷0.7を計算することで、だいたいの市場価格を推測できます。 ただし、都心・駅の近く・人気の住宅地など、立地条件によって実際の売却価格は固定資産税評価額よりも高くなる可能性があります。 一方で、駅から徒歩圏外や環境が悪い場合は、固定資産税評価額よりも安くなる可能性もあることを覚えておきましょう。 建物の固定資産税評価額は、実際の査定額よりも低くなることが多いですが、築20年以降はどんなに古くなっても固定資産税評価額は下がらなくなるため、市場価格のほうが固定資産税評価額よりも低くなるのが一般的です。
□まとめ
この記事では、築年数別の家の売却相場と売却のポイント、そして、売却相場を調べるための具体的な方法を紹介しました。 家の売却を検討する際には、築年数だけでなく、周辺環境や家の状態、売却時期なども考慮することが大切です。 この記事を参考に、慎重に情報収集を行い、最適な売却時期と戦略を見つけ出すようにしましょう。
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